鉄道ファン2026年6月号(通巻782号)
『鉄道ファン』2026年6月号
2026年4月21日発売
定価1300円(税込)

横浜市,旧臨港鉄道の廃線跡「汽車道」に鉄道遺構展示施設を整備

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横浜市,旧臨港鉄道の廃線跡「汽車道」に鉄道遺構展示施設を整備

▲桜木町と新港地区を結ぶ汽車道

横浜市は,横浜の歴史的な遊歩道として親しまれている旧臨港鉄道の廃線跡「汽車道」において,かつての鉄道の姿を間近で体感できる新たな展示施設を整備したと発表した.

横浜市,旧臨港鉄道の廃線跡「汽車道」に鉄道遺構展示施設を整備

▲整備箇所

横浜市,旧臨港鉄道の廃線跡「汽車道」に鉄道遺構展示施設を整備

▲改修工事中に露出した旧臨港鉄道の遺構

 「汽車道」は,1911(明治44)年に開通した旧臨港鉄道の廃線跡を遊歩道として整備したものであり,ウッドデッキの表面にレールが見える特徴的な景観が多くの人々に親しまれてきた.
 整備箇所は,桜木町駅から赤レンガ倉庫へと続く汽車道のルート上に位置しており,新設された展示施設は,歴史的価値の発信と観光資源としての魅力向上を図る.

横浜市,旧臨港鉄道の廃線跡「汽車道」に鉄道遺構展示施設を整備

▲鉄道遺構を見られるウッドデッキ

 今回の整備は,ウッドデッキの老朽化にともなう改修工事で,工事のためにデッキを撤去した際,通常は隠れているレール全体や枕木が露出し,そのようすがSNSを通じて大きな話題となったことを受け,「工事期間中だけでなく,いつでも見られるようにしてほしい」という声が多数寄せられたことから,横浜市は鉄道遺構の一部を恒久的に展示する施設の整備を決定した.

横浜市,旧臨港鉄道の廃線跡「汽車道」に鉄道遺構展示施設を整備

▲アクリル面から見られる鉄道遺構

横浜市,旧臨港鉄道の廃線跡「汽車道」に鉄道遺構展示施設を整備

▲ライトアップ(夜)によって浮かび上がる鉄道遺構

 旧臨港鉄道で実際に使用されていたレールや枕木を可能な限り現地で保存し,その上部をアクリル面とすることで,安全に配慮しながら遺構を直接閲覧できる構造とした.夜間にはライトアップを実施し,周辺景観と調和した演出を行なうことで,新たな観光スポットとしての価値を創出する.

画像はすべて横浜市提供

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