鉄道ファン2026年6月号(通巻782号)
『鉄道ファン』2026年6月号
2026年4月21日発売
定価1300円(税込)

富士山麓電気鉄道で,「郡内テキスタイル列車」を運行
〜山梨県立都留高校生が企画・デザイン〜

富士山麓電気鉄道で,「郡内テキスタイル列車」を運行

富士山麓電気鉄道は,山梨県立都留高等学校と西桂織物工業協同組合と協働し,2026(令和8)年4月24日(金)から富士急行線の車内を伝統工芸「郡内織(ぐんないおり)」で彩る「郡内テキスタイル列車」の運行を開始すると発表した.

 これは,1000年以上の歴史を持つ郡内地域の絹織物を国内外に発信し,地域の魅力を知ってもらうことを目的としている.山梨県立都留高等学校の探究活動「つる探」および「Social Analysis」から生まれたもので,西桂織物工業協同組合の全面的な協力により,生徒の原案を一から丁寧に織物へと仕上げた.
 装飾の対象となるのは,富士急行線6000系1編成(3両)で,車内のつり革約400個にオリジナルの郡内織カバーを装着する.

富士山麓電気鉄道で,「郡内テキスタイル列車」を運行

 デザインのテーマは都留高校の生徒が担当し,富士吉田市の「忠霊塔と桜」,西桂町の「桂川と蛍」,大月市の「猿橋と紅葉」,都留市や富士五湖をモチーフとした「ダイヤモンド富士と鶴」といった沿線の四季折々の魅力を表現している.カバーは面ファスナー仕様とすることで,取替えや再利用が可能となっており,SDGs12「つくる責任 つかう責任」への貢献も意識している.
 車内には日本語・英語・中国語の3ヵ国語に対応したポスターが掲出され,郡内織の歴史や沿線の景色を紹介するとともに,QRコードを通じてInstagramへ誘導するなど,訪日外国人観光客を含む幅広い層へのPRを強化している.
 運行期間は7月31日(金)までを予定しており,富士急行線の大月—河口湖間を1日2〜3往復運転する.

画像はすべて富士急行提供

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