写真:西武鉄道7000系 谷口順一撮影 西所沢—小手指間にて 2026-4-10
西武鉄道は,2026(令和8)年6月27日(土)の始発列車から,狭山線(西所沢—西武球場前間/4.2km)において,一部列車でワンマン運転を開始すると発表した.
ワンマン運転を行なうのは,7000系(4両編成)で運行する列車で,「ベルーナドーム」でのプロ野球開催日やイベント時など,多客が見込まれる時間帯に運行される8両・10両編成の列車については,引き続き車掌が乗務し,ワンマン運転の対象外となる.なお,ワンマン運転開始にともなう運転時刻の変更は行なわない.
▲「車両接近検知システム」のイメージ
ワンマン運転開始にあわせて,安全性向上のための最新技術として,JR東日本と共同で開発を進めてきた「車両接近検知システム」が導入される.7000系には車側カメラが搭載され,画像認識技術を用いて検知エリア内の人物を特定する.列車の発車時に一定の時間・エリア内で人物を検知した場合,即座に運転士へ通知が行なわれる仕組みとなっている.
両社は,2022(令和4)年9月に鉄道技術分野における覚書を締結して以来,画像認識技術の協力やAIの機械学習による検知性能の向上,現場係員同士の交流を通じたノウハウ共有など,多方面で協力体制を敷いてきた.JR東日本においても,2026(令和8)年4月から相模線の一部の編成で同システムの導入を開始しており,2026(令和8)年度中には全12編成への導入を完了させる予定.
▲西武7000系に搭載されている車側カメラ
西武鉄道では,検知システム以外の安全設備についても整備を強化する.車内防犯カメラについては,2025(令和7)年度までに全車両への設置を完了しており,現在はリアルタイムで映像を確認できる通信式カメラへの置換えを進めている.あわせて,ホーム上の異常を知らせる「列車非常通報装置」や,「車内非常通報装置」を完備し,一部車両では乗務員との直接通話も可能となっている.
両社では今後も,互いの技術やノウハウを活用し,安全で安定した輸送サービスの提供を目指すとしている.
一部画像は西武鉄道・JR東日本 共同ニュースリリースから















