鉄道ファン2026年6月号(通巻782号)
『鉄道ファン』2026年6月号
2026年4月21日発売
定価1300円(税込)

都電荒川線,8500形8501号車のリニューアルを完了
〜4月16日から運行開始予定〜

都電荒川線,8500形8501号車のリニューアルを完了

東京都交通局は,都電荒川線(東京さくらトラム)の魅力向上と沿線活性化を目的とした「都電(TODEN)車両リニューアルプロジェクト」により,装いを一新した8500形8501号車が完成したと発表した.

都電荒川線,8500形8501号車のリニューアルを完了

 今回のリニューアルは,JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などで知られるインダストリアルデザイナー・水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)が協力を担当した.プロジェクトの資金の一部にはクラウドファンディングによる支援が充てられており,全国のファンとのつながりを大切にした「楽しい都電」として,地域に根差した路線の更なる魅力向上を目指す.
 1990(平成2)年の導入から35年にわたり親しまれてきた車両は,最新のデザインと伝統的な色彩によって生まれ変わった.外装には,かつての都電を彷彿とさせる鮮やかな「山吹色」の車体カラーが採用されている.

都電荒川線,8500形8501号車のリニューアルを完了

 内装については,床や壁,天井,ベンチ,カウンター,ロールブラインドに至るまですべて木製の素材が使用され,木のぬくもりを感じさせる空間となっている.なお床には精巧な寄木が施されているほか,車両前方には杉材の組子が配されており,そこから前方の景色を眺めることができる.
 天井照明や換気口も今回のプロジェクトのために改めてデザインされたほか,イベント時限定で飲食も可能なテーブルをセットできる仕様となっている.
 リニューアルされた8500形8501号車は,2026(令和8)年4月16日(木)から運行を開始する予定.

写真はすべて東京都提供

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