鉄道ファン2026年5月号(通巻781号)
『鉄道ファン』2026年5月号
2026年3月21日発売
定価1300円(税込)

東京メトロ,全180駅のホームドア整備完了へ

東京メトロ,全180駅のホームドア整備完了へ

▲東京メトロのホームドア

東京メトロは,ホームドア整備について,2026(令和8)年3月28日(土)に予定されている東西線 原木中山駅での供用開始をもって,東京メトロ全9路線180駅での整備が完了すると発表した.

東京メトロ,全180駅のホームドア整備完了へ

▲東京メトロにおけるホームドア整備

 東京メトロにおけるホームドア設置は,1991(平成3)年11月の南北線(駒込—赤羽岩淵間)開業時に,日本の地下鉄として初めて採用された.2017(平成29)年6月には全路線への設置計画を発表しており,整備率の増加とともに転落事故の件数は減少している.

東京メトロ,全180駅のホームドア整備完了へ

▲路線別のホームドア設置駅数の推移

 今回の全駅完了により,1991(平成3)年度から2000(平成12)年度にかけて順次整備された南北線から,2025(令和7)年度に最終整備を終える東西線や半蔵門線まで,すべての路線にホームドアが設置されることとなる.

東京メトロ,全180駅のホームドア整備完了へ

▲ホーム補強工事

 全駅整備の過程では,路線ごとの特性に応じた技術的課題を解決してきた.南北線では「フルハイトタイプ」,銀座線では「ハーフハイトタイプ」といった異なる形状を導入している.また,ホームドアの重量に耐えられるよう,線路側に張り出したホームの床などを補強する工事を全域で実施した.

東京メトロ,全180駅のホームドア整備完了へ

▲車両・ホームドアの対応例(日比谷線)

 車両面での対応としては,日比谷線において従来混在していた3ドア車と5ドア車を,東武鉄道と連携して導入した新形の4ドア車両へ統一することで整備を実現している.

東京メトロ,全180駅のホームドア整備完了へ

▲車両・ホームドアの対応例(東西線)

 一方,車両ごとにドア位置や開口幅が異なる東西線では,あらゆる車両に対応可能な「ハーフハイト大開口タイプ」のホームドアを導入することで課題を解決している.
 なお,大規模改良工事を継続している東西線南砂町駅の一部の番線については,今後の工事進ちょく状況を踏まえて整備される予定.

東京メトロ,全180駅のホームドア整備完了へ

▲ホームドア搬入~設置までのようす(東西線 原木中山駅)

画像はすべて東京メトロ提供

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