鉄道ファン2026年5月号(通巻781号)
『鉄道ファン』2026年5月号
2026年3月21日発売
定価1300円(税込)

東京メトロ,国内初の「タッチレス改札」実証試験を白金台駅で開始

東京メトロ9000系5次車

写真:東京地下鉄9000系5次車  編集部撮影  綾瀬検車区にて  2009-2-4(取材協力:東京地下鉄)

東京地下鉄(東京メトロ),東芝,Sinumy(シナミー)の3社は,スマートフォンをかざすことなく改札を通過できる「タッチレス改札機」の実証試験を,南北線・白金台駅にて開始した.Bluetooth®通信を活用したタッチレス改札の駅における実証試験は,国内初の取組となる.

 本試験は3社が連携し,次世代乗車システムの利便性向上を目指して実施するもの.実験期間は2026(令和8)年3月10日(火)までで,期間中の10時から16時(土日を除く)に南北線・白金台駅の日吉坂方面改札において,東京メトロ社員を対象に技術的・運用的な課題の抽出を行なう.

東京メトロ,国内初の「タッチレス改札」実証試験を白金台駅で開始

 このシステムは,既存の自動改札機を活用しながら機能を拡張したものであり,利用者のスマートフォンと改札機がBluetooth®通信を行なうことで,タッチすることなくスムーズな通過を可能にしている.
 Sinumyの認証技術によって改札機がスマホ端末の位置を正確に特定し,東芝の交通チケットプラットフォーム「どこチケ®」を用いて乗車券の保有有無を判定する.生体情報の事前登録を必要とせず,専用アプリをインストールしたスマートフォンのみで利用できる点も大きな特長である.

東京メトロ,国内初の「タッチレス改札」実証試験を白金台駅で開始

 実証試験期間中,白金台駅を利用する一般の乗客は,当該の改札機においても通常どおりICカードをタッチして利用することが可能であるが,検証が行なわれる平日の10時から16時の間は対象の改札機が一時的に閉鎖されるため,乗客はほかの改札機にう回する必要がある.
 3社はこの実証試験を通じて,誰もがよりスムーズに鉄道を利用できる次世代乗車システムの実現に向けた検討を進める.

一部画像は東京メトロ提供

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