
▲ホーム屋根 イメージパース(蒲田方面を見る)
※現時点の予定であり,実際の計画と異なる場合があります
東急電鉄は,池上線石川台駅において,木材を活用した駅リニューアル工事「木になるリニューアル」に着手すると発表した.
▲和歌山県の森林で育ったスギの丸太と,緑豊かな和歌山県の森林
本事業は,森林資源の循環に貢献する「SOCIAL WOOD PROJECT」の一環であり,木材生産地域の森林整備や環境保全への貢献を目指す.
石川台駅は駅舎開業から約100年が経過しており,ホーム全体を屋根で覆うことで安全性や快適性を向上させる.内外装のリニューアルにあわせて男女トイレ内にベビーカーが入れる広さのブースを設置し,おむつ替えスペースを整備するなど,利便性の向上を図る.
木材をふんだんに使用することで,鉄骨造と比較して建設時の二酸化炭素放出量を抑制し,炭素の固定化に寄与する.着工は2026(令和8)年2月で,竣工は2027(令和9)年秋ごろを予定している.
▲循環型紀州材認証システムの活用フロー
今回のリニューアルでは,和歌山県が制定した「循環型紀州材認証システム」を全国で初めて活用する.これは,使用する木材が和歌山産であることを証明する「産地証明」に加え,伐採跡地が確実に再造林されることを証明する仕組みとなっている.
これにより,強度と耐久性に優れた「紀州材」をホーム屋根などに導入しつつ,単なる木材消費にとどまらない持続可能な森林資源の循環(地産都消)を進める.
▲駅で育てている苗木(左:旗の台駅,右:千鳥町駅)と駅に設置しているポスター
また,資源の再循環とコミュニティの創出の取組として,既存駅舎の改修時に発生した古材を「ステーションウッド」として建材などに加工・販売し,歴史ある駅舎の記憶を後世へ継承する.ソマノベース社と連携し,池上線の4駅でどんぐりから苗木を育てる「戻り苗」の仕組みを導入しており,育てられた苗木は約2年後に東京都多摩地区の森に植林される予定となっている.
▲これまでの「木になるリニューアル」実施例
「木になるリニューアル」は,これまでに戸越銀座駅,旗の台駅,長原駅,2026(令和8)年秋竣工予定の千鳥町駅で実施されており,今回の石川台駅は5駅目となる.
画像はすべて東急株式会社提供












