鉄道ファン2026年3月号(通巻779号)
『鉄道ファン』2026年3月号
2026年1月21日発売
定価1300円(税込)

近江鉄道,3月1日から「ICOCA」導入へ
〜西日本エリア初となる「こども運賃10円」も開始〜

近江鉄道,3月1日から「ICOCA」導入へ

近江鉄道とJR西日本は,2026(令和8)年3月1日(日)から近江鉄道全線において交通系ICカード「ICOCA」のサービスを開始すると発表した.

近江鉄道,3月1日から「ICOCA」導入へ

 サービスを開始にあわせ,西日本エリアでは初めてとなる試みとして,「こどもICOCA」などの小児用ICカードを利用した場合に限り,近江鉄道線の運賃を1乗車につき一律10円とする.ただし,チャージ残額が不足している場合やタッチエラーが発生した際には通常の小児運賃が適用される.

近江鉄道,3月1日から「ICOCA」導入へ

 あわせてWEB定期券サービス「iCONPASS(アイコンパス)」を新たに導入する.これにより,利用者はスマートフォンやPCから定期券や企画乗車券の購入が可能となり,駅窓口へ足を運ぶ手間が解消される.決済はクレジットカードやコンビニ決済に対応しており,通学証明書のアップロード機能も備えている.

近江鉄道,3月1日から「ICOCA」導入へ

 さらに,1ヵ月のチャージ利用額が3000円を超えた場合に超過分の10%を翌月に還元する「WESTERポイント(チャージ専用)」サービスも開始する.

近江鉄道,3月1日から「ICOCA」導入へ

 ICカードへの移行にともない,駅窓口での紙の普通乗車券や普通回数券,昼間割引回数券の発売は終了し,現金利用時は整理券方式に一本化する.
 駅窓口の営業体制も見直し,ICOCAの購入や払戻しなどの対面業務は彦根・八日市・貴生川・近江八幡の主要4駅に限定される.これら以外の駅は終日無人駅となり,無人駅での降車時は車両内に設置された出場用IC改札機にタッチして精算を行なう形式に変更する.

近江鉄道,3月1日から「ICOCA」導入へ

▲1デイスマイルチケットの変更内容

 おもな企画乗車券についても,利用状況にあわせてラインナップを見直すとともに,発売額を改定する.発売方法についても,一部商品を除いて窓口からWEB発売に変更する.
 例として「1デイスマイルチケット」については,従来の金曜と土日祝日限定から毎日利用可能に変更する.価格はおとな1500円,中高生1000円へと改定するが,こども用の設定は廃止する.このほかの対象商品の変更内容については,近江鉄道・JR西日本 共同ニュースリリース内の7〜8ページ目に掲載されている.
 このほか,新サービスの普及に向け,「ICONPASS」で定期券を購入した利用者を対象に,抽選でQUOカードを贈呈するキャンペーンを3月から4月にかけて実施する予定.

※「iCONPASS」は,株式会社JR西日本テクシアの登録商標です.
画像はすべてJR西日本提供

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