写真:首都圏新都市鉄道 TX-3000系 編集部撮影 TX総合基地にて 2019-11-3(取材協力:首都圏新都市鉄道)
つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は,2026(令和8)年10月1日(木)の初列車から,QRコードを用いた「QR乗車券」システムを導入すると発表した.
これは,環境に配慮した持続的な鉄道サービスを提供することを目的に磁気乗車券を廃止し,利便性の向上と環境負荷の低減をおもな目的としている.
従来の磁気乗車券は自動改札機に投入する構造上,機器の不具合による券詰まりなどのトラブルが発生していたが,QRコードの読み取り方式へ変更することで,利用方法を大きく変えることなく,よりスムーズな改札通過が可能となる.
また,磁気乗車券の用紙に含まれる金属層の分離・廃棄が不要な環境負荷の低い用紙へ置き換えることで,リサイクルの効率化と環境に配慮した事業運営を推進する.さらに,複雑で専門性の高い磁気機構を廃止し,より保守効率の高い持続可能なシステムへ移行することで,将来にわたる安定した鉄道事業の継続性を確保する狙いがある.

新たな利用方法では,自動券売機から発券される普通乗車券がQR乗車券へと置き換わり,利用者は券面に印字されたQRコードを自動改札機のQRリーダーにタッチして改札を通過する形式となる.
システム移行にともない,磁気券の発売は段階的に終了する.磁気定期乗車券と小児用回数乗車券は2026(令和8)年3月13日(金)をもって発売を終了し,普通乗車券や入場券などのすべての磁気乗車券についても同9月30日(水)に発売を終了する.
10月1日(木)の完全移行後は,磁気乗車券による自動改札機の利用ができなくなる.通学用割引回数乗車券や割引回数乗車券(障がい者用),入場券,他事業者発行の磁気連絡定期乗車券を継続して利用する場合は,自動改札機ではなく案内カウンターの係員に提示して利用することとなる.また,新御徒町駅の都営大江戸線乗換え専用改札については,設置されているすべての自動改札機がICカード専用へと変更される.
なお,発売終了日までに購入した磁気定期乗車券や各種磁気券については,有効期間終了まで引き続き利用可能とする.
一部画像は首都圏新都市鉄道ニュースリリースから
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です.












