近畿車輌で製造されたJR四国向け新形ハイブリッド車両3600系の量産先行車2両編成を2本連結した4両編成が,2025(令和7)年12月18日(木)から19日(金)にかけて,JR貨物吹田機関区所属のEF210-365のけん引で徳庵から高松まで甲種輸送されています.
3600系の車体デザインは,四国の海や空をイメージしたライトブルーを基調に,空から海や川面に降りそそぐ光をゴールドのライン,ストライプで表現,四国の豊かな自然や澄んだ空気・水を象徴しているとのことで,さらに量産先行車は特別仕様として「SHIKOKU Hybrid Vehicle 3600」の表記と,基調となるライトブルーの部分に「きらめきの雫」をイメージした装飾が施されています.これらの特別仕様・装飾は,降りそそぐ光を強調しつつ,電気モーターで走行するハイブリッド車両の特性を視覚的に表現したもので,環境に寄り添う未来の鉄道を象徴するデザインであるとのことです.
今後,3600系量産先行車は徳島運転所に配置され,2026(令和8)年6月からの営業運転投入を目指して各種走行試験,乗務員,関係社員の教育,訓練などが実施されることとなっています.なお,量産車は2027(令和9)年度から順次導入し,量産先行車を含めて2両編成×35本=70両が製作される予定です.
写真:神崎川信号場—吹田貨物ターミナル間にて 2025-12-18
投稿:志摩 敬













