鉄道ファン2026年5月号(通巻781号)
『鉄道ファン』2026年5月号
2026年3月21日発売
定価1300円(税込)

JR九州,3月14日にダイヤ改正を実施

800系+N700系8000番代

写真:JR九州800系・N700系8000番代  熊本総合車両所にて  2011-3-11  編集部撮影(取材協力:JR九州)

JR九州は,2026(令和8)年3月14日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.

 九州新幹線では,“つばめ”の運転時刻を見直し,とくに15時台・16時台の博多発の時刻を繰り下げる.これにより,博多駅で山陽新幹線の臨時“のぞみ”からの乗換が可能なダイヤとする.
 早朝・深夜時間帯には博多—熊本間に臨時“さくら”を新設する.熊本発博多行きの臨時“さくら460号”は通常の始発より早く設定され,博多駅で臨時“のぞみ”に接続し,名古屋への到着が現行より30分早くなる.博多発熊本行きの臨時“さくら483号”は通常の最終より遅く設定され,“のぞみ”から接続するダイヤとする.これにより,関西圏・中京圏における現地滞在時間が拡大し,熊本・久留米・新鳥栖からの博多・新大阪・名古屋への滞在時間が最大53分(名古屋行きの場合)拡大する見込みで,これらの臨時列車は週末などに運転を予定している.

JR九州787系

写真:JR九州787系  目黒義浩撮影

 長崎本線・佐世保線では,博多—武雄温泉間の特急“リレーかもめ”・“みどり”を計2往復増発する.これにより,佐世保線 江北—武雄温泉間の特急運転本数が4本増える.特急“かささぎ”(博多—肥前鹿島間)は,現在の7往復14本から5往復10本に運転本数を見直す.
 夕通勤時間帯の特急“リレーかもめ47号”(博多17:00発長崎行き)は,混雑緩和のため,6両編成から8両編成に変更する.また,長崎本線 江北—肥前鹿島・肥前浜間では,普通列車を増発・運転区間延長する.これにより,一部の特急列車が江北駅に新規停車し,普通列車への接続を改善する.

JR九州787系

写真:JR九州787系  目黒義浩撮影  田野—青井岳間にて  2011-4-13

 宮崎地区では,宮崎空港へのアクセス改善のため,データイムの特急“にちりん”・“ひゅうが”と普通列車にパターンダイヤを導入する.日中時間帯(9時台~20時台)には,宮崎空港を出発する列車の時刻を毎時13分・40分に概ね統一し,30分間隔で運転する.
 早朝の特急“ひゅうが1号”は,宮崎空港駅到着時刻を繰り下げ,航空始発便までの待ち時間を短縮する.夜間(21時台発)の宮崎空港駅発列車時刻も繰り下げ,宮崎空港到着の航空便からの乗換時間を拡大する.また,特急“にちりん”・“ひゅうが”は,宮崎駅の発車時刻を毎時30分に統一する.

JR九州883系

写真:JR九州883系  松本洋一撮影  大分車両センターにて  2008-7-11(取材協力:JR九州)

 一部の特急“ソニック”・“きらめき”については,朝夕の通勤通学時間帯に赤間・東郷・吉塚の各駅に新規に停車する.朝通勤通学時間帯の特急“かささぎ101号”は6両から8両に変更し,自由席を増やす.
 特急“九州横断特急5号”は,運転区間を大分から別府まで延長する.特急“きりしま”は一部列車の運転時刻を見直し,鹿児島中央駅での九州新幹線との接続を改善する.また,日中の特急“きりしま5・7・11号”と“きりしま4・6・8・10号”については,現行の利用状況から清武駅を通過とする.

キハ125形400番代「海幸山幸」

写真:JR九州キハ125形400番代  松本洋一撮影  JR九州小倉総合車両センター/小倉車両所にて  2009-9-29(取材協力:JR九州)

 D&S列車列車では,特急「海幸山幸」(南郷行)の運行体系を変更し,宮崎空港駅経由に変更する.これにより宮崎空港から日南方面へのアクセスを改善するとともに,日南エリアでの滞在時間を拡大する.特急「36ぷらす3」は一部の停車駅を見直し,月曜コース(佐世保発博多行き)において江北駅を通過とする.

JR九州813系1100番代

写真:JR九州813系1100番代  編集部撮影  南福岡電車区にて  2007-3-5(取材協力:JR九州)

 快速・普通列車について,福岡・北九州エリアの鹿児島本線では,夕通勤通学時間帯の一部の普通列車で運転区間を変更し,南福岡—博多間に普通列車1本を増やす.福北ゆたか線では,一部の普通・快速列車の両数を,現行の2両から4両に増やす.
 筑肥線の唐津—姪浜間(福岡市地下鉄へ直通)の列車において,筑前前原駅を直通する列車を増やす.これにより,平日ダイヤにおける姪浜発西唐津行きや唐津発福岡空港行きの列車などで,筑前前原駅での乗換を解消する.佐世保線では,一部の普通列車の運転時刻を見直し,早岐駅での佐世保方面と有田・江北方面との接続を改善し,同一ホームでの乗換を可能とする.

JR九州821系

写真:JR九州821系  編集部撮影  南福岡車両区竹下車両派出にて  2018-10-5(取材協力:JR九州)

 熊本エリアの鹿児島本線では,銀水始発の熊本行(西里15:41発)などの車両数を現行の2両から3両に変更し,混雑緩和を図る.豊肥本線では,夕通勤通学時間帯の一部の普通列車の運転時刻を見直し,熊本駅での九州新幹線からの接続を改善し,接続時分を短縮する.さらに,周辺高校の下校時間にあわせて,宮地発豊後竹田行きの普通列車の時刻を変更し,学生の利便性を高める.
 日南線は運行体系を見直し,南宮崎—青島間で普通列車を7本増発し,青島までのアクセスをより便利にする.
 今回のダイヤ改正にあわせて,811系・813系車両のロングシート化工事を引き続き進めており,座席数の増加を図る.811系は2025(令和7)年度末までに27編成中23編成,813系は82編成中59編成の工事が完了予定であり,いずれも2027(令和9)年度末までに全編成の工事完了を目指す.
 詳しくは,JR九州ニュースリリースに掲載されている.

※写真はすべてイメージです.

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