鉄道ファン2026年5月号(通巻781号)
『鉄道ファン』2026年5月号
2026年3月21日発売
定価1300円(税込)

JR西日本,3月14日にダイヤ改正を実施

JR西日本N700系4000番代「N700A」

写真:JR西日本N700系4000番代「N700A」  百々貴俊撮影

JR西日本は,2026(令和8)年3月14日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.

 山陽新幹線では,東京行き最終定期“のぞみ64号”(博多19:00発)の後に,博多19:18発品川行きの臨時“のぞみ”を設定する.これにより,新横浜・品川まで利用する顧客の山陽エリアでの滞在可能時間が最大21分拡大する.広島行き最終の定期“のぞみ89号”(東京20:00発)の後に,広島行きの臨時“のぞみ215号”(東京20:09発)を設定する.これにより,広島まで利用する顧客の首都圏での滞在可能時間が最大11分拡大する.
 夜間,岡山駅に到着する“のぞみ”から“こだま”への乗換時間を短縮する.一部“こだま”の運転時刻を変更し,岡山駅での乗換時間を大幅に短縮することで,博多・広島方面から相生,姫路,西明石までの所要時間を短縮する.
 三原駅始発の新大阪行き“こだま834号”は,改正後,“こだま934号”に変更し,運転時刻を繰り上げる.

JR西日本W7系

写真:JR西日本W7系  編集部撮影  白山総合車両所にて  2014-6-22(取材協力:JR西日本)

 北陸新幹線では,東京—福井間で所要時間を短縮し,最速で2時間49分とする.また,首都圏から福井方面の新幹線最終列車“かがやき517号”の東京駅発車時刻を20:00発に繰り下げる(現行19:56発).これにより,福井方面の各駅まで利用する顧客の首都圏での滞在可能時間が4分拡大する.東京駅を15時台に発車する金沢行きの臨時“かがやき541号”(東京15:48発)を新設する.
 関西圏と北陸エリア間では,大阪駅を19時台に発車し北陸方面へ向かう臨時“サンダーバード”と,敦賀駅で乗換え可能な臨時“つるぎ”をセットで増設し,利用が見込まれる日に運転する.北陸エリア内では,富山駅を21時台に発車する敦賀駅行きの臨時“つるぎ91号”を増設し,平日は毎日運転する.これにより,金沢駅から21時台に福井駅方面に向かう列車を新設する.

JR225系100番代

写真:JR西日本225系100番代  松本洋一撮影

 在来線では,有料座席サービス「うれしート」を拡大し,大阪環状線・呉線で新たにサービスを開始する.呉線では,広・呉方面から広島方面への上り列車のうち,平日1本・土休日2本に「うれしート」を設定する.土休日のうち1本は山陽本線の岩国駅まで乗換なしで継続利用が可能である.また,山陽本線でも岩国方面の下り列車へサービスが拡大され,土休日に3本が新たに導入される.このほか,新たに平日朝・夕の琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の「新快速」などにも導入することで,サービス提供列車の本数を増やす.

JR西日本289系

写真:JR西日本289系  松本洋一撮影

 山陽本線では,姫路—英賀保間に新駅「手柄山平和公園(てがらやまへいわこうえん)駅」が開業する.新快速,快速,普通列車に加え,通勤特急“らくラクはりま”も停車する.
 奈良線では,伏見稲荷大社への参拝で多くの利用がある稲荷駅に,すべての快速列車が新たに停車する.あわせて,JR小倉駅と新田駅に「みやこ路快速」が新たに停車する.これにより,奈良線の快速の種類は「みやこ路快速」と「区間快速」の2種類となる.
 おおさか東線では,JR野江駅に「直通快速」が新たに停車する.また,平日夕夜の「直通快速」の時刻を利用の多い時間帯に変更することで,新大阪から奈良方面への直通列車(「直通快速」・通勤特急“らくラクやまと”)を30分間隔で運転する.このすべての「直通快速」には「うれしート」が設定される.

JR西日本683系6000番代「安寧」編成

写真:JR西日本683系6000番代「安寧」編成  編集部撮影  網干総合車両所宮原支所にて  2025-3-7(取材協力:JR西日本)

 京都と奈良を結ぶ臨時特急“いにしへ”を一部の土休日に設定する.京都発の臨時“はしだて”を週末中心に設定し,午前中に京都駅を発車する天橋立方面への特急列車がおおむね1時間に1本となる.
 きのくに線では,和歌山—御坊間の快速・普通列車のすべてをワンマン運転とするが,この区間ではすべてのドアが開き,乗車方法に変更はない.このほか,山陰本線と湖西線の一部区間において,最終列車の行先を変更する.

JR西日本683系リフレッシュ工事施行車

写真:JR西日本683系リフレッシュ工事施行車  松本洋一撮影  金沢総合車両所にて  2015-9-25(取材協力:JR西日本)

 北陸エリアでは,七尾線の朝時間帯において,特急“能登かがり火”と北陸新幹線“かがやき”が金沢駅で接続するダイヤとし,七尾線から首都圏への所要時間を短縮する.この接続により,七尾駅から東京駅までの所要時間が改正前より43分短縮され,3時間31分となる.あわせて,特急“能登かがり火2号”は津幡駅を通過とする.
 城端・氷見線では,「城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画」にもとづき,全駅で交通系ICカードの利用を開始する.地上設備改良工事の時間を確保するため,氷見線の列車を1本削減するほか,城端・氷見線で夜時間帯の列車時刻を見直す.
 北陸本線では,米原—敦賀間で早朝・深夜にそれぞれ1本運転していた臨時快速列車の運転を終了する.

JR西日本 227系500番代

写真:JR西日本227系500番代  編集部撮影  近畿車輛にて  2023-2-2(取材協力:JR西日本・近畿車輛)

 岡山エリアでは,227系「Urara」の運行区間を拡大し,新たに伯備線の新郷—伯耆大山間と山陰本線の伯耆大山—西出雲間で運行を開始する.
 このほか山口エリアでは,利用状況にあわせて山陽本線 新山口—宇部間と山口線 山口—益田間の一部列車の運転時刻を変更し,山口線・宇部線との乗換列車を調整する.2025(令和7)年3月から毎日運転している宇野みなと線(茶屋町—宇野間)の臨時列車については当面の間,運転を継続する.
 詳しくは,JR西日本ニュースリリースに掲載されている.

※写真はすべてイメージです.

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