▲京成電鉄3400形トレインルーム
京成グループの京成ホテルミラマーレは,コンセプトルーム宿泊プラン「京成電鉄3400形トレインルーム」をバージョンアップし,2025(令和7)年12月4日(木)から利用を開始すると発表した.
コンセプトルームは本館のラグジュアリーツイン(42㎡)において,営業運転を終了した京成電鉄3400形3418編成(一部3438編成)の部品を再利用し,本物の運転台や計器類,車掌スイッチなどに触れながら運転シミュレータ体験ができるもので,クラウドファンディングの支援を受けて完成したのち,2023(令和5)年10月16日に販売を開始した(鉄道ニュース2023年9月28日掲載記事参照).
料金は1室2名朝食付き56000円(消費税・サービス料込)からとなっており,販売開始以来,2年間で延べ1174名が利用している.
▲追加された室内装飾(前面種別幕)
今回のバージョンアップは,利用者から多く寄せられた「京成本線全線の運転体験」と「スカイライナーの運転体験」の要望に応えるために実施されたもの.
運転シミュレータは,新たに京成津田沼→京成高砂間と,“モーニングライナー”(AE形)の成田空港→京成上野間が追加され,京成本線上り(成田空港→京成上野間)の全線運転が可能となった.これにより,普通・快速・快速特急・通勤特急・特急など,全種別に対応した運転体験を楽しめる.
さらに,宿泊経験のある利用者には,特別モードとして「スカイライナーモード」が体験できる.これは,3400形の運転台を使用した疑似体験でありながら,最高速度160km/hのAE形「スカイライナー」で,スカイアクセス線・下りの京成上野→成田空港間や,3100形「アクセス特急」で同京成上野→印旛日本医大間を,現実には存在しない特別仕様で体験できる.
▲追加された室内装飾(側面種別幕+行先幕,行先幕)
室内装飾については,京成電鉄の協力のもと,実際に3400形で使用されていた方向幕3種類(前面種別幕・側面種別幕+行先幕・行先幕)を新たに展示し,すべて幕回しを楽しめるようにする.
なお,12月4日(木)以降に宿泊の先着200名には,京成電鉄提供のノベルティグッズがプレゼントされる.
写真はすべて京成電鉄提供











