写真:JR東海315系 編集部撮影 神領車両区にて 2021-12-3(取材協力:JR東海)
JR東海は,駅改札に設置されている液晶モニタ(情報ボード)などで配信している在来線の運行情報について,運行情報を配信するためのシステムを更新し,2026(令和8)年3月7日(土)4時から,問合せの多い種別の情報を公式WEBサイトや情報ボードなどで提供を開始すると発表した.
▲列車位置情報に停車駅・所定運転時刻などの追加表示
従来から提供している列車ごとの「行先・列車種別・遅れ時分」の情報に加えて,列車ごとの「停車駅・所定運転時刻など」の情報を新たに提供する.
▲最新の運行計画を反映した各駅の時刻表に変更
各駅の時刻表について,これまでは通常時の列車時刻情報のみを掲載していたが,今後は臨時列車の掲載に加え,運休する列車の情報など,最新の運行計画を反映した駅時刻表を新たに提供する(当日分のみ表示).
▲運転見合せ時,現地対応の進ちょく情報などの提供(公式WEBサイト)
列車の遅れや運休などが発生した際,状況によっては運転再開までの復旧状況や現地画像などの情報をSNS(X)でも提供しているが,公式WEBサイトの運行情報のページでも同様の情報を発信し,複数の手段で詳細な情報を確認できるようにする.
▲運転見合せ時,現地対応の進ちょく情報などの提供(情報ボード)
あわせて,運転見合せ時に現地対応の進ちょく情報などについては,情報ボードでも発信し,画像などを通じてよりわかりやすく情報を確認できるようにする.
▲各駅の発車標と同程度の情報を表示(一部駅の情報ボード)
現行で,発車標がなく情報ボードのみが設置されている3路線・11駅では,これまで列車走行位置の情報のみを表示していた情報ボードに,「先発・次発・次次発」の列車情報を表示する.
▲「TOKAI STATION POINT」アプリによる運行情報の提供
このほか,新たにJR東海グループの共通ポイントアプリ「TOKAI STATION POINT(トスポ)」との連携を開始する.これによりアプリ利用者は,アプリのプッシュ通知機能で運転見合せや運行計画などの情報をリアルタイムに取得できる.
▲遅延証明書の発行について
列車に遅れが発生した場合の遅延証明書について,これまで公式WEBサイトでは,遅延証明書の発行可能な状態となるまでに一定の時間が発生していたが,今後はリアルタイムに発行する仕様に変更する.
これにより,遅延証明書をPDF形式でダウンロードすることが可能となる.なお,駅での遅延証明書の配布は,2026(令和8)年3月31日(火)をもって取りやめる.
一部画像はJR東海ニュースリリースから












