鉄道ファン2026年1月号(通巻777号)
『鉄道ファン』2026年1月号
2025年11月20日発売
特別定価1400円(税込)

阪神,12月1日から鉄道係員の制服をリニューアル

阪神,12月1日から鉄道係員の制服をリニューアル

▲新制服着用イメージ

阪神電気鉄道では,開業120周年を迎えたことにあわせて,2025(令和7)年12月1日(月)から,鉄道係員(乗務員・駅係員)の制服をリニューアルすると発表した.

 これは,阪神グループのブランド価値経営の一環として,ブランド価値経営における3つの提供価値「あたたかさ」「ほんまもん」「先進性」を目に見える形で表現することを目的とするもの.
 新たな制服は,「~みなさまの“たいせつ”に寄り添って,より安全,より快適なサービスをお届けします~」をコンセプトとし,素材感にやわらかさ(ストレッチ素材)を取り入れ,利用客が気軽に声をかけやすい雰囲気を醸成する.
 阪神地域の特色を,大阪のにぎわい(赤)・阪神タイガース(黄)・神戸の海(青)の3つに表象し,それぞれをイメージした3種類のネクタイを採用により親しみやすさを表現している.
 利用客に変わらない安全・安心を感じてもらえるような,ネイビーを基調とした落ち着いたデザインや,伝統的な形の制帽を採用・現場社員の声も反映し,鉄道係員としての働きやすさを追求した機能性と実用性の両立している.

阪神,12月1日から鉄道係員の制服をリニューアル

▲ネクタイ(左)とベスト着用時のイメージ

 上衣やズボン,ベストには天然繊維ウールにバイオ由来繊維と再生PETを複合したエコ素材を採用したほか,シャツには,廃棄された衣料品やペットボトルを再利用したポリエステルを採用することで,循環型社会にふさわしい環境に配慮している.
 これまで,男女別のデザイン・形状であった制帽を男女共通のものに変更するとともに,女性のみを対象としていたベストを男性にも対象範囲を拡大することで男女兼用(ジェンダーレス)のデザインとし,多様性を尊重する.
 先進性を現わすブランドカラー(ブルーグリーン)を一部採用し,未来を見据えて前進する阪神らしさを表現している.

写真はすべて阪神電気鉄道提供

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