写真:東武鉄道70000系 編集部撮影 南栗橋車両管区春日部支所にて 2017-4-17(取材協力:東武鉄道)
東武鉄道は,東武スカイツリーライン緩行線(北千住—北越谷間の普通列車)において,2025(令和7)年度末からワンマン運転を実施すると発表した.
ワンマン運転の実施は,鉄道関係従業員の担い手の不足が予想されるなか,将来にわたり安全かつ利便性の高い輸送サービスを維持・継続すべく,事業構造の見直しの一環として実施するもの.
▲緩行線ワンマン運転区間
実施にあたり,すでに取り組んでいる緩行線全駅での可動式ホーム柵の供用開始や,乗務員の負担軽減・停止精度向上のための定位置停止支援装置(TASC)の整備など,各種安全対策の導入に加え,ホーム上の乗降確認モニタの設備,また,車内非常通報装置(非常ボタン)操作時に乗務員が応答できなかった場合に通話が運転指令へ転送されるシステムの導入など,設備整備を行なうことで,運行体制の高度化とさらなる安全性・安定性の向上を図る.
今後も,路線状況に応じた安全対策を講じながら,安心して列車を利用できる環境を整備しながら,段階的にワンマン運転区間を拡大することで,持続的な運行体制を確立していくとしている.
一部画像は東武鉄道ニュースリリースから












