
▲「GRAN 天空」外観デザインのイメージ
南海電気鉄道は,2025(令和7)年度末の運行開始を予定している新観光列車の名称を,「GRAN 天空(グラン テンクウ)」に決定したと発表した.
名称については社内公募の中から,「GRAN 天空(グラン テンクウ)」「TENKU 零(テンクウ ゼロ)」「天空―みやび―(テンクウ ミヤビ)」の3案が候補として選定され,8月の一般投票では5498件の投票があった.

▲「GRAN 天空」車内イメージ
「GRAN 天空」は,観光列車「天空」(橋本—極楽橋間運行)に代わり,新たに難波—極楽橋間で運行を開始する観光列車となる.良質でホスピタリティあふれるサービスと四季折々に移ろう風景を通して,日常を離れた上質な空間で,列車の旅そのものが特別な体験となるよう計画されている.
名称の「GRAN 天空」には,落ち着いた空間と心を込めたおもてなしで,誰もが心穏やかな時間を過ごすことができる旅を乗客に届けたいという思いが込められている.

▲「GRAN 天空」ロゴ
名称決定にあわせてロゴを制作した.控えめで落ち着いた豪華さや時代を超えて共感される美しさで,地域の文化に触れながら,知る楽しさや新しい発見を味わえる列車旅の魅力を表現している.

▲「GRAN 天空」外観デザインのイメージ(1・2号車)

▲「GRAN 天空」外観デザインのイメージ(3・4号車)

▲「GRAN 天空」外観デザインのイメージ(3号車山側)
外観デザインは,深紅をベースにゴールドを基調とした装飾を施す.各車両の側面デザインは,南海電鉄の社章(通称「羽車マーク」)から着想を得た優美に羽根を広げるデザインで,旅の可能性を広げて欲しいという願いを表現している.
また,高野山に咲くシャクナゲなど,沿線にゆかりのある植物をモチーフにした装飾が随所に施されている.沿線地域とのつながり,沿線の魅力や文化への気づきを南海電鉄の列車旅で楽しめるようデザインしている.
このほか,11月6日(木)10時には,新観光列車「GRAN 天空」の特設WEBサイトをオープンする.特設WEBサイトでは,「GRAN 天空」の運行に関する情報や,車両・サービスに関する情報などを順次案内する予定.
画像はすべて南海電気鉄道提供