鉄道ファン2025年12月号(通巻776号)
『鉄道ファン』2025年12月号
2025年10月21日発売
特別定価1400円(税込)

東武,北千住駅の特急専用ホームなどのリニューアル工事に着手

東武,北千住駅の特急専用ホームなどのリニューアル工事に着手

▲特急専用ホーム入口部のイメージ

東武鉄道は,2025(令和7)年11月から東武スカイツリーライン 北千住駅において,特急専用ホームと2階南コンコースの情報発信コーナーのリニューアル工事を開始すると発表した.

東武,北千住駅の特急専用ホームなどのリニューアル工事に着手

▲特急専用ホーム改札付近のイメージ(画像左)と北千住駅構内図(リニューアル範囲)

 本工事は「つなぐ」をコンセプトとしており,2023(令和5)年7月のN100系「スペーシア X」デビューにあわせて実施した浅草駅・東武日光駅のリニューアル工事に続くものとなる.
 北千住駅は「スペーシア X」の玄関口として,東武日光駅との空間的なつながりや日光体験への期待感を醸成する場となるようなイメージとする.

東武,北千住駅の特急専用ホームなどのリニューアル工事に着手

▲特急専用ホーム待合室のイメージ

 特急専用ホームでは,2023(令和5)年度の浅草駅と同様に,日光の自然や荘厳さを感じさせる木目調の装飾と,光の演出を多用したデザインでのリニューアルを計画している.待合室には,東武が保有する山林の間伐材を使用したベンチの設置に加え,床面にも社有山林の間伐材を使用する.

東武,北千住駅の特急専用ホームなどのリニューアル工事に着手

▲2階南コンコース 情報発信コーナーのイメージ

 2階南コンコースの情報発信コーナーについては一部を改修し,日光・鬼怒川の魅力をより広く伝えるための空間づくりを目標に,壁面の改修と社有山林の間伐材を使用したベンチを設置する.

 今後も東武鉄道では,駅リニューアルの際に間伐材を積極的に使用し,環境保全の取組を進めるとしている.
 完成時期については,情報発信コーナーが2025(令和7)年下期,特急専用ホームについては2026(令和8)年度中を予定している.

画像はすべて東武鉄道ニュースリリースから

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