
東武鉄道は,同社で長年活躍してきた8000系のうち8577編成を,蔵王ロープウェイの蔵王山麓駅(山形県山形市)の駐車場で展示を開始すると発表した.
今回展示される8577編成は,通勤車両で採用されていた昭和30年代の「標準色」カラーリングを再現し,亀戸線,大師線で運行されていたもので,2025(令和7)年4月には,鉄道博物館に東武鉄道として初めて特別展示されている.
蔵王ロープウェイでは,12月から3月までの期間において,樹氷鑑賞やウインタースポーツを目的に多くの利用者があることから,8577編成を蔵王山麓駅駐車場に展示する.あわせて冬季繁忙期の混雑時は,ロープウェイ乗車待ちの利用者に車内の見学を可能とすることで,環境改善を図る.また,冬季繁忙期以外は,8577編成を活用したイベントを開催する.
展示開始日は,2025(令和7)年10月23日(木)を予定している.
写真:東武8000系8577編成 目黒義浩撮影 2016-3-29
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