
ナビタイムジャパンは,「JR東海 東海道・山陽新幹線時刻表アプリ」が,2025(令和7)年度の「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した.

このアプリは,東海道・山陽新幹線の時刻表や運行情報を,スマートフォンで確認できるもので,JR東海が企画と提供を,ナビタイムジャパンがアプリのデザインと開発を担当した.
時刻表は,冊子型時刻表の一覧性を再現した縦横表示に加え,日付や列車名による絞り込み検索,出発番線の表示,日本語・英語の多言語に対応している.
また,駅ごとの詳細な時刻表では,リアルタイムの運行状況にも対応している,各列車の実際の運行実績も確認可能で,遅延時分の表示によって,利用者は正確な運行状況を把握しやすくなる.運行状況は,アプリトップ画面にも表示されるため,JR東海からのお知らせを確認することもできる.

アプリは,長らく愛され親しまれてきた冊子型時刻表を,その長所である一覧性・視認性をスマートフォン上で担保しつつ,リアルタイムの運行情報等を提供することで,ユーザーへの新たな価値の提供に成功している点や,紙媒体のコンテンツを,デジタル化により正統に進化させた取組とした点が評価された.
なお,ナビタイムジャパンとしては,カーナビアプリ「カーナビタイム」のタクシードライバーの業務支援機能「タクシーモード」も同時に受賞している.
画像はすべてナビタイムジャパン提供