西武鉄道は，8000系（サステナ車両）が2025（令和7）年度の「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した．
　西武鉄道では，2030（令和12）年度までに車両のVVVF化100％を達成するため，新造車両の導入に加え，他社からのサステナ車両の導入を進めている．1編成目に当たる8000系は，2024（令和6）年5月に小田急電鉄から譲受され，2025（令和7）年5月から運行を開始した．
　今回の受賞は，小田急電鉄から車両を譲り受けることにより環境負荷を低減した点や，車両整備を担当する若手社員の発案であるコーポレートカラーをもとにした市松模様のデザインを採用した点，さらには本取組により両鉄道会社間の連携が強化された点が高く評価された．
　なお，西武鉄道におけるグッドデザイン賞の受賞は，2019（令和元）年度にグッドデザイン賞金賞（経済産業大臣賞）を受賞した001系「Laview」以来6年ぶりとなる．
※サステナ車両...他社から譲受したVVVFインバータ制御車両を西武鉄道独自の呼称として定義．

写真：西武鉄道8000系　　編集部撮影　　南入曽車両基地にて　　2025-4-10（取材協力：西武鉄道）
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