鉄道ファン2025年11月号(通巻775号)
『鉄道ファン』2025年11月号
2025年9月20日発売
定価1300円(税込)

JR東日本,京浜東北・根岸線,中央・総武線(各駅停車)で2027年春からワンマン運転を実施へ

JR東日本E233系1000番代

写真:JR東日本E233系1000番代  編集部撮影  東大宮操車場にて  2007-9-27(取材協力:JR東日本)

 JR東日本は,京浜東北・根岸線の大宮—南浦和間・蒲田—大船間と,中央・総武線(各駅停車)の三鷹—千葉間で2027(令和9)年春からワンマン運転を実施すると発表した.

JR東日本,京浜東北・根岸線、中央・総武線(各駅停車)で2027年春からワンマン運転を実施へ

▲2030(令和12)年ごろまでに首都圏主要線区でワンマン運転を拡大する予定の線区

 いずれも10両編成を対象としているが,中央・総武線(各駅停車)では東京メトロ東西線直通列車は対象外となる.首都圏主要線区では2030(令和12)年ごろまでにワンマン運転を実施する計画を2024(令和6)年11月に発表しており,その第一歩として2025(令和7)年3月に常磐線(各駅停車)と南武線でワンマン運転を実施している.なお,横浜線・根岸線の八王子—大船間については,2026(令和8)年春からワンマン運転を実施する予定となっている.

JR東日本,京浜東北・根岸線、中央・総武線(各駅停車)で2027年春からワンマン運転を実施へ

▲安全性向上への取組

 列車発車時の安全性向上のため,運転席に乗降確認モニタを設置するほか,異常時などに乗客と輸送指令室との通話や輸送指令室から直接車内放送を行なえる機能を導入する.係員に対しては必要な教育・訓練を実施する.また,関係者の協力のもと,首都圏在来線でのホームドア整備を進める.
 また,輸送安定性の向上や運転士の負担軽減のため,TASC(定位置停止装置)を整備している.なお,京浜東北・根岸線(大宮—大船間)を走行するE233系10両編成には,ATO(自動列車運転装置)を導入し,さらなる輸送安定性向上を実現していく.

一部画像はJR東日本ニュースリリースから

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