
写真:JR東日本E233系6000番代 編集部撮影 国府津車両センターにて 2014-2-12(取材協力:JR東日本)
JR東日本横浜支社では,2025(令和7)年11月22日(土)の初電から,京浜東北・根岸線の一部区間を走行する横浜線用のE233系6000番代において,自動列車運転装置(ATO)の使用を順次開始すると発表した.

▲導入区間
導入区間は,京浜東北・根岸線の東神奈川—大船間で,横浜線用のE233系6000番代(8両編成)を対象に,横浜線からの直通運転列車のみで実施する.
今回導入されるATOは,自動列車制御装置(ATC)と自動列車運転装置(ATO)の2つのシステムを組み合わせることで,制限速度を超えずに自動で駅間を走行し,駅の定位置に停止させる運転方法へ変更する.

▲出発ボタン
発車時に地上設備から「出発可能」の信号が送信され,これを受けて乗務員の出発ボタン操作により動き出す.走行時は,出発後にATOが自動で勾配や曲線,制限速度を考慮して最適な加減速を行なう.停車時は,駅の停止位置に向けて自動で減速,正確な停止位置を把握し,前後数十cm以内の精度で停車する.システムで加減速を調整するため,安定性の向上に加え,省エネかつ一定の乗り心地となる.
なお,ATOの本使用開始に向け,一部の営業列車では9月下旬からATOを使用した走行訓練を開始する.
一部画像はJR東日本横浜支社ニュースリリースから