鉄道ファン2025年10月号(通巻774号)
『鉄道ファン』2025年10月号
2025年8月21日発売
定価1300円(税込)

東急,リニューアルされた3000系の営業運転を10月2日から開始

東急,リニューアルされた3000系の営業運転を10月2日から開始

▲エクステリアデザインのイメージ

東急電鉄は,リニューアルされた3000系について,2025(令和7)年10月2日(木)から営業運転を開始すると発表した.

東急電鉄3000系

写真:東急電鉄3000系  編集部撮影  長津田検車区にて  2022-8-6(取材協力:東急電鉄)

 導入から約20年が経過した目黒線・東急新横浜線の3000系,東横線・東急新横浜線の5050系(8両編成),田園都市線5000系について,エクステリア・インテリアデザインを一新するリニューアルを進めており,3000系はその第1弾としてリニューアルを実施したもの.リニューアルは,3000系全13編成(計104両)を対象に行ない,2027(令和9)年度ごろまでに完了する予定.
 新しいエクステリアデザインは,東急電鉄の従業員を対象とした社内公募により寄せられた41件の応募の中から選定し,「2020系シリーズ」の車両デザインを手がけた株式会社丹青社によるデザイン監修を経て決定している.

東急,リニューアルされた3000系の営業運転を10月2日から開始

▲インテリアデザインのイメージ

 2018(平成30)年から導入している「2020系シリーズ」と同様に,コンセプトカラー「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化する色)を基調としている.車両の前面は,車両が微笑んでいるようなイメージで,柔らかく親しみやすい雰囲気を持たせ,駅や沿線で目にする利用客向けに,笑顔を届けるデザインを採用している.
 また,前面下部や側面には,路線カラーをイメージしたグラデーションのラインを取り入れ,利用客との調和,多様性,新しさ,美しさを表現している.
 インテリアデザインは,東急線沿線の風景をイメージした落ち着きのある色合いとすることで,親しみやすさと心地良さを感じられるものとし,車内にはすべての利用客が利用しやすいよう,フリースペースを増設する.
 なお,2022(令和4)年4月以降の8両編成化時に増備した26両(2両×13本)については,内装デザインの変更は行なわれない.

画像はすべて,東急電鉄ニュースリリースから

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