
写真:JR東海N700S量産車 目黒義浩撮影 小田原—熱海間にて 2020-10-25
JR東海は,新幹線車両「N700S」と在来線特急車両「HC85系」について,さらなる輸送サービスの充実のため,車両を追加導入すると発表した.
これは,新幹線・在来線ともにインバウンドを含めて多くの利用があり,堅調に推移していることから導入するもの.
N700Sについては,すでに発表されている計画から,さらに追加で2編成(2027年度・2028年度に各1編成)を導入し,2028(令和10)年度までの導入本数は,計78編成となる(当初計画は76編成).
これにより,利用ニーズにあわせた,さらなる弾力的な列車設定が可能となり,利便性が向上する.また,自然災害などの輸送障害時には,より機動的な列車充当が可能となり,早期の遅延回復が可能としている.

写真:JR東海HC85系量産車 編集部撮影 名古屋車両区にて 2022-5-20(取材協力:JR東海)
HC85系は,高山本線を走行する特急“ひだ”や名古屋—紀伊勝浦間を走行する特急“南紀”で運行されているが,すでに導入されている車両に加え,6両(4両編成,2両編成)を導入する.2027(令和9)年度までの導入本数は,計74両となる(当初計画は68両).
これにより,利用ニーズにあわせたさらなる弾力的な増結や増発が可能となり,利便性が向上する.追加車両の導入時期は,2027(令和9)年度下期の予定.
写真はいずれもイメージです.