
いすみ鉄道は,2024(令和6)年10月の脱線事故の影響にともない運休している全区間のうち,大原—大多喜間について,2027(令和9)年秋ごろまでの運行再開を目指すと発表した.
現在,取り組んでいる大原—大多喜間の復旧については,事故後,直ちに事故現場や老朽化が著しいところから補修に取り組むとともに,JR東日本をはじめとした専門的な知見を有する関係機関などと連携しながら,安全確保に万全を期すための対策について詳細な検討を行なってきたとしている.
復旧費用については,代行輸送費用も含め,約14.5億円程度が見込まれており,必要な経費に対する支援を県や関係市町に要請した.
残りの大多喜—上総中野間については,今後,復旧などの費用や期間に係る調査を進める.なお,国吉—上総中川間に留置されていた脱線車両2両については,2025(令和7)年6月3日(火)に2両とも大多喜駅へ回送されている.
写真:いすみ鉄道 いすみ300形 目黒義浩撮影 2012-2-27(取材協力:いすみ鉄道)
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