
▲位置図
鉄道・運輸機構(JRTT)は,北海道新幹線の札幌車両基地について,壁面デザインを決定したと発表した.

▲東2丁目線南側道路交差部(位置図A)
札幌車両基地は札幌駅の東方に位置し,長さは新幹線札幌駅のホーム東端部から苗穂駅までの約1.3km,高さは約22mの構造物となる.
デザインコンセプトは「まちとともに築く」とし,整備新幹線で初めて,都市(まち)のなかに建設される車両基地であることから,壁面の配色については「札幌の景観色」をもとに,空に向かって明るくなるグラデーションを採用し,札幌(まち)の「未来」,そしてこの札幌車両基地で日々行なう検査・整備で積み重ねていく「安心・安全」を表現している.

▲東4丁目線南側道路交差部(位置図A)
外観は都市(まち)と調和し,札幌(まち)や人々にいつも寄り添い,ともに過ごしながら,札幌(まち)の未来,そして新幹線運行における安心・安全を築いていくことを目指す.

▲東9丁目南線付近南側外壁(位置図B)
車両基地は市街地に位置し,壁面のデザインなどについては周囲の景観にも十分配慮する必要があることから,景観などに関する有識者による「札幌車両基地壁面デザイン検討会」を2024(令和6)年度に3回開催し,壁面デザインの検討の方向性やデザイン(外壁使用材料や色調など)についてアドバイスを求めた.
また,2025(令和7)年1月31日(金)と2月1日(土)には,PI(パブリック・インボルブメント)としてオープンハウスを開催し,デザイン案などについて,市民との意見交換を実施した.

▲苗穂駅付近北側外壁(苗穂駅自由通路からのイメージ/位置図C)
画像提供:JRTT鉄道・運輸機構