鉄道ファン2025年6月号(通巻770号)
『鉄道ファン』2025年6月号
2025年4月21日発売
定価1300円(税込)

国土交通省,多摩都市モノレールの延伸区間(上北台—箱根ケ崎間)の軌道事業特許を認可

多摩都市モノレール1000系

写真:多摩都市モノレール1000系  編集部撮影  多摩動物公園—中央大学・明星大学間にて  2009-2-26

国土交通省は,多摩都市モノレールから申請されていた延伸区間(上北台—箱根ケ崎間)の軌道事業特許申請について,2025(令和7)年5月9日(金)付けで認可したと発表した.

 申請された延伸区間は,既存の上北台駅のある東大和市上北台1丁目から武蔵村山市を経由し,JR八高線の箱根ケ崎駅のある西多摩郡瑞穂町に至る延長約7.0kmの計画で,設置される駅は7駅の予定.今後,東京都と連携して,2030年代半ばの開業を目指し,工事着手に向けた手続を進める.

国土交通省,多摩都市モノレールの延伸区間(上北台—箱根ケ崎間)の軌道事業特許を認可

▲延伸区間位置図

 モノレール施設の建設は,インフラ部(支柱,桁,駅舎等の骨格を形成する構造部分など)を東京都が,インフラ外部(車両,電車線,券売機などの運行・経営に必要となる部分など)を多摩都市モノレールが施行することを基本としている.建設費は,インフラ外部として約358億円(税抜),インフラ部として約900億円(税込)を予定しており,総額で約1290億円(税込)を見込んでいる.

一部画像は,多摩都市モノレール ニュースリリースから

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