
JR西日本では,2025(令和7)年4月21日(月)から10月までの「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)開催期間中,新大阪駅2番のりば(足元△印2付近)と桜島駅1番のりば,2番のりば(ともに足元〇印7付近)で,可動スロープの実証実験を実施しています.
これは,同社が車椅子やベビーカーなどを使用している列車利用客の乗降利便性向上のため開発,検証しているもので,列車の到着を検知し,自動でスロープが拡張,隙間や段差の調整などを行ない,利用客の乗降完了後は元の位置に収納される構造になっています.安全装置として,スロープの稼働中に人や物体などを検知すると,音声による注意喚起やスロープを一時停止させる機能などが実装されています.
今後,利用状況,利便性などを確認,分析,改良点を抽出し,実用化に向けて引き続き開発作業を進めていくとのことです.
写真:新大阪にて 2025-5-7
投稿:志摩 敬