
写真:JR東日本E231系1000番代 田中勇司撮影
JR東日本大宮支社は,川口市とともに川口駅の鉄道輸送力の増強や駅周辺を訪れる関係人口の拡大を目指すことを目的に,「川口駅上野東京ラインホーム及び自由通路等整備に関する基本協定」を締結したと発表した.

基本協定に規定される事業は,「ホーム等整備事業」(上野東京ラインホーム整備・必要となる鉄道施設整備),「自由通路整備事業」,「店舗整備事業」の3点となる.設計と工事の施行については,JR東日本が実施することを基本とする.
事業概要のうち,「ホーム等整備事業」と「自由通路整備事業」に要する費用は川口市が負担する.ただし,支障するJR東日本の店舗などの補償の取扱いについては,別途協議する.また,「店舗整備事業」に要する費用をJR東日本が負担する.3点に共通して必要な費用は双方で負担するほか,JR東日本の自己施策を行なう場合に要する費用は,JR東日本が負担する.
新しく整備する施設のうち,自由通路を川口市が保有し,その他の鉄道施設(ホーム,コンコースなど)をJR東日本が保有する.施設などの維持管理,大規模改修はその所有者が実施する.
今後は,2025(令和7)年度から,測量・地質調査,基本・概略設計を順次実施する予定.
画像はJR東日本大宮支社ニュースリリースから