鉄道ファン2025年5月号(通巻769号)
『鉄道ファン』2025年5月号
2025年3月21日発売
定価1300円(税込)

阪急神戸線 武庫之荘—西宮北口間の新駅設置事業に着手
〜2031年度の開業を目標〜

阪急神戸線 武庫之荘—西宮北口間の新駅設置事業に着手

▲阪急神戸線(武庫之荘—西宮北口間)新駅設置場所となる武庫川橋梁付近(2024 年7月撮影)

西宮市・尼崎市・阪急電鉄では,阪急神戸線 武庫之荘—西宮北口間の新駅設置について,事業の概要や施行者,整備費,費用負担などの事業全体に関する基本協定書を締結し,新駅設置事業に着手したと発表した.

阪急神戸線 武庫之荘—西宮北口間の新駅設置事業に着手

▲新駅計画箇所位置図

 新駅は,神戸線の武庫之荘—西宮北口間(約3.3km)の武庫川橋梁上で,武庫之荘駅から約1.6km,西宮北口駅から約1.7kmの位置に設置される.
 駅設備については,8両編成対応の上下線各ホーム(2面)と,西宮市側改札口,尼崎市側改札口,駅舎施設・設備などを整備する予定.新駅設置にあわせて,西宮市側と尼崎市側に設ける改札口付近に自転車駐車場なども整備される.

阪急神戸線 武庫之荘—西宮北口間の新駅設置事業に着手

▲事業概要図

 開業目標は2031(令和13)年度末で,整備費の86億円について,西宮市・尼崎市・阪急電鉄がそれぞれ1/3を負担する.西宮市・尼崎市の負担分については,国庫補助を活用する予定となっている.
 今後,2025(令和7)年度から詳細設計に着手するとともに,鉄道事業法にかかる事業基本計画変更や鉄道施設変更など,工事着手に向けた各種手続きを進めていく.2026(令和8)年度からは,新駅設置工事に本格的に着手する予定.

画像はすべて西宮市・尼崎市・阪急電鉄共同ニュースリリースから

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