
▲東横線で運用されていた9001編成 2004-1-31 渋谷—代官山間にて 百々貴俊撮影
東急電鉄は,大井町線で運行中の9000系1本(9001F)の正面帯について,2025(令和7)年4月12日(土)から当面の間,現行のオレンジ色のグラデーションからデビュー時の赤色に復刻すると発表した.
1986(昭和61)年にデビューした9000系は,おもに東横線で活躍していたが,2013(平成25)年の東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始を機に大井町線に転属した.現在は5両編成の各駅停車として大井町—溝の口間(一部列車は大井町—鷺沼間)で運行されている.

▲現在は大井町線で運用されている9001編成 2018-2-17 等々力—上野毛間にて 百々貴俊撮影
今回の企画は,9000系が2025(令和7)年でデビュー39年を迎えることや,6020系(5両編成)の導入にともない数年後には9000系の引退が予定されており,大井町線の運転士・車掌から「長年の利用に感謝の気持ちを伝えたい」との声があがったことから実現したもの.
復刻にあわせて,2025(令和7)年5月18日(日)には,有料撮影イベントの開催も予定されている(要事前申込,抽選制).
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