
札幌市電を運営する一般財団法人 札幌市交通事業振興公社では,2025(令和7)年5月1日(木)に平日ダイヤを改正すると発表した.
今回の改正では,現行ダイヤ(2024年12月1日改正)と比較し,運行間隔がおおむね1〜2分延びる.始発・終発時刻は変更しない.現行ダイヤと同様に,1周あたりを60分とする所要時間の適正化と日中時間帯に毎時同じ時間で運行するパターンダイヤは継続する.
札幌市交通事業振興公社では,「運輸業界における人手不足が進むなか,地域の足を守るため,運転手の休日出勤をはじめ,採用機会を増やすことや貸切運行の休止などにより,これまで現行ダイヤを維持してきたものの,運転手の負担が長期化することは安全な輸送を確保するうえで,好ましい状況ではない」としており,ついては,「運転手の健康維持に努め輸送の安全確保を図ること」と「ラッシュ時を含め極力利用者への影響を少なくすること」の2点を両立する観点から改正を実施する.
各停留場の改正後の時刻については,札幌市交通事業振興公社のページに掲載されている.
写真:札幌市交通局A1200形 編集部撮影 交通局電車事業所にて 2013-3-30(取材協力:札幌市交通局)
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