
写真:小田急70000形「GSE」 編集部撮影 大野総合車両所にて 2017-12-5(取材協力:小田急電鉄)
小田急電鉄は,2025(令和7)年4月15日(火)に,特急ロマンスカー全編成の3号車を「ロマンスカーの子育て応援車」として位置付け,運用を開始すると発表した.
これは,「子育て応援ポリシー」を掲げる小田急電鉄が,利用者との協力のもと,子育て世代の見守りを進めることで,子育てしやすい沿線づくりを進めたいという思いから実施するもの.これまでにも小児IC運賃の全区間一律50円化(低廉化)や,通勤車へ「小田急の子育て応援車」を導入するなど,子どもの成長に寄り添う鉄道会社ならではの取組を進めてきた.

▲子育て応援車のヘッドレストカバー
本施策では,ロマンスカーの3号車の客室扉の脇に,小田急電鉄の子育て応援マスコットキャラクター「もころん」のステッカーを掲出し,子育て応援車であることを知らせ,子育て世代を温かく見守るように呼びかける.
さらに,座席には「もころん」が刺しゅうされた専用のヘッドレストカバーを設えることで,子育て応援車であることを明確にする.券売機やオンラインで,対象列車の3号車を予約・購入した場合には,子育て応援車であることを知らせることで,子育て世代を見守る環境づくりを進める.
なお,ロマンスカーの3号車付近には,おおむねすべての車種でベビーベッドが備わるトイレや,自動販売機などが設置されている.
子育て応援車としての運用は,平日・土休日ともに,新宿駅を11時から16時59分までに出発予定の列車と,新宿駅へ11時から17時59分までに到着予定の列車が対象で,小田急線・箱根登山線内でのみ実施する(JR御殿場線,東京メトロ千代田線に直通する特急ロマンスカーは対象外).
また,4月15日(火)から,「ロマンスカーの子育て応援車」を利用し,アンケートに回答すると,抽選で「もころんグッズ」がプレゼントされるキャンペーンも実施する.
「ロマンスカーの子育て応援車」についての詳細は,特設WEBサイトに掲載されている.
一部写真は小田急電鉄提供