
写真:阪神電気鉄道8000系2次車 編集部撮影 石屋川車庫にて 1985-4-23
阪神電気鉄道では,2025(令和7)年4月12日(土)に開業120周年を迎えることを記念して,急行用の8000系を2015(平成27)年以前の「赤胴車」デザインに順次変更すると発表した.
8000系は1984(昭和59)年に,赤胴車の愛称で親しまれている「バーミリオン」と「クリーム」のツートンカラーで運行を開始した.2001(平成13)年度から2015(平成27)年度にかけて実施したリニューアル工事で,当時の最新車両であった9300系にあわせたデザインに変更し,現在に至っている.

写真:阪神電気鉄道8000系リニューアル車 編集部撮影 尼崎車庫にて 2002-4-19(取材協力:阪神電気鉄道)
2020(令和2)年6月には,武庫川線で運行を続けていた7990形・7890形が引退し,「赤胴車」は全廃となった.その後,多くの「赤胴車」復活の要望があったことから,社内で検討を重ね,阪神電気鉄道開業120周年関連施策の一環として,阪神電車の顔として親しまれた「赤胴車」のデザインに変更する.
対象は8000系の全19編成で,2025(令和7)年から3~4年をかけて順次変更する.なお,変更後の第1編成となる8215編成は,2025(令和7)年5月下旬ごろの運行開始を予定している.
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