相模鉄道は,2025(令和7)年度から順次,新形車両「13000系」を導入すると発表した.
相鉄グループでは,2014(平成26)年から駅舎や車両,制服などを統一したコンセプトでデザインする「デザインブランドアッププロジェクト」を進めてきているが,今回は同プロジェクトの第2フェーズとして,これまでのデザインコンセプト「安全×安心×エレガント」に「未来」というキーワードを加えて13000系を新たにデザインし,新形車両として導入する.
前面は,水を切り拓いて進む,海の生き物の流麗な造形を参考に,力強く頼りがいがありつつ優しさも感じられるような顔つきとする.また,スピードを感じるシャープなエッジと有機的形状の融合した造形を表現する.
前照灯は,入線時にホームから車両の横顔が美しく見える新設計とし,新たに加えたコンセプト「未来」にもとづく「未来を見つめる切れ長の目」とする.これらを表現するために,クリスタルカットされたアクリルを配置した,相鉄のオリジナルのデザインを採用する.
なお,この前照灯の両端部には新たに「Concept Emblem(コンセプトエンブレム)」と呼ぶエッジの際立った部品を新設し,より一層エレガントさを感じられる工夫を施す.前照灯の内部には,線路の色であるさび色をイメージした配色を施す.
車体色については,横浜をイメージした濃紺色「YOKOHAMA NAVYBLUE」で塗装する.
全体パースや運行開始時期,運行区間,車両情報などの詳細は,今後決まり次第発表される.
画像はすべて相模鉄道ニュースリリースから