JR西日本と白山市は,現在「リニア・鉄道館」に展示されている922形「ドクターイエロー」の922-26について,白山市が運営する「トレインパーク白山」に展示すると発表した.
922形「ドクターイエロー」(T3編成)は,1979(昭和54)年に製造され,営業線を走行しながら,東海道・山陽新幹線(東京—博多間)の電気設備や軌道設備などの検測をしてきた.2005(平成17)年,後継の923形3000番代(T5編成)の導入により検測走行を終了し,その後,JR東海から貸与の申し入れを受け,2011(平成23)年から「リニア・鉄道館」で展示されている.
JR東海では,2025(令和7)年1月をもって引退した923形0番代「ドクターイエロー」(T4編成)のうち923-7を,現在922形(T3編成)の922-26が展示されている場所で展示するとともに,922-26をJR西日本へ返却することを発表している(鉄道ニュース1月16日掲載記事参照).JR西日本ではJR東海から返却の申し出を受け,保存展示場所を検討していたが,「トレインパーク白山」での保存・展示が決まった.
922-26は,「トレインパーク白山」1階エントランス横の多目的スペースに展示される.展示開始時期は,2025(令和7)年6月ごろを予定しており,展示開始時には,イベントを開催する予定.いずれも詳細が決まり次第,改めて発表される.
一部写真は,JR西日本・白山市 共同ニュースリリースから