京都丹後鉄道は,走るダイニング列車“丹後くろまつ号”の2025年春・夏コースの運転を,2025(令和7)年4月から9月に実施すると発表した.
2025年春・夏商品では,福知山10:08発→天橋立11:48着の「モーニングコース」と,天橋立13:05発→西舞鶴14:50着の「ランチコース」,西舞鶴16:05発→天橋立17:24着「スイーツコース」の全3コースとする.いずれも金曜・土曜・日曜・祝日に運転する.
「モーニングコース」(税込7000円)では,自然豊かな城下町の「福知山」から「海の京都」の代表的な観光地「天橋立」へ向かうモーニングコースをイメージした,「森と海のトルティーヤ」と「アシェットデセール」を提供する.途中停車する大江駅では,駅売店で地元の特産品の購入ができるほか,鬼伝説にちなんだ鬼瓦公園を自由に散策し,旅の思い出として全国の鬼士の作品と記念撮影などもできる.
「ランチコース」(税込14500円)では,丹後地方が日本最古の「浦嶋太郎」伝説の地としても知られていることから,丹後の旅路を彩る浦嶋伝説に登場する乙姫をモチーフとした御膳が提供される.天橋立駅から西舞鶴駅まで海沿いのルートで,海が目の前に広がる「奈具海岸」付近では約15分停車し,水面からわずか6mの由良川橋梁の上を列車が徐行しながら走行する.
「スイーツコース」(税込5500円)は,沿線地域で作られた「ヒラヤミルク」や「舞鶴抹茶」などを使用し,季節を感じながら味わう6種のスイーツを楽しめるコースとする.
春夏コースにあわせて「桜のフィナンシェ」や「舞鶴抹茶フィナンシェ」,だんごを用意しており,「舞鶴抹茶ムース」と「ヒラヤミルクの練乳」を付けることで,アレンジしながら味の変化を楽しめる.また,レモンのシュークリームはさっぱりとした甘さで,暑くなる時期にも最適なスイーツとなっている.
定員は,各コースとも上限を20名とする.申込みは,丹後くろまつ号予約ページで,1月30日(木)10時から受付を開始する.
一部写真は京都丹後鉄道提供