大阪市高速電気軌道では,中央線でGOA2.5自動運転(以下GOA2.5)の実証実験を実施すると発表した.
これは,生産年齢人口の減少,労働力の不足による乗務員確保の課題や鉄道システムの高度化・複雑化による乗務員の負担を軽減するなど,将来にわたる安全,安定輸送の確保と,ダイヤの多様化におけるフレキシブルな輸送計画による利便性の向上を目指すもの.実証実験は2025(令和7)年2月と3月に,いずれも営業運転終了後,夢洲—大阪港間で400系を使用して行なわれる.
GOA2.5は先頭車両に動力車操縦者運転免許を持たない係員(車掌相当)が乗務する自動化レベルで,今回の実証実験では,400系に搭載されたGOA2.5システムの機能や緊急対応時のオペレーションを検証し,将来の実用化に向けたデータを収集する.実験は複数回にわたり,さまざまな運行条件下でのテストを実施する予定.
一部画像は,大阪市高速電気軌道ニュースリリースから