南海電気鉄道と泉北高速鉄道は,合併にともなう両社相互間における普通運賃と定期運賃について,2025(令和7)年4月1日(火)の初列車から,南海電鉄の運賃表を適用すると発表した.これにより,初乗り運賃の二度払いを解消するとともに,運賃値下げを実施する.
4月1日からは,普通運賃(大人)で最大150円,通勤定期運賃(大人1ヵ月)で最大12470円,通学定期運賃(大人1ヵ月)で最大5640円の値下げとなる.
平均値下げ率は,普通運賃(大人)は7.0%,通勤定期運賃(大人1ヵ月)は23.5%,通学定期運賃(大人1ヵ月)は38.8%となる.なお,南海電鉄のみの各駅相互間,泉北高速のみの各駅相互間の運賃は変更しない.
3月31日(月)以前に南海電鉄・泉北高速相互間の連絡定期乗車券を購入し,有効期間の終了日が4月1日(火)以降の場合は,その有効期間終了後に,定期券発売窓口で払戻し対象期間の定期運賃の差額(日割り)を払い戻す.
泉北高速内の小児IC普通運賃(一律50円)については,4月1日(火)以降も継続する.ただし,運賃計算方法の変更により,南海電鉄と泉北高速相互間利用の場合は小児IC普通運賃(一律50円)が適用されず,現行運賃より高くなる場合があるとしている.
このほか,泉北高速内(中百舌鳥—和泉中央間)の普通運賃と定期運賃,光明池—和泉中央間の加算運賃,特急“泉北ライナー”の特別急行料金・定期特別急行料金については変更しない.
詳しくは,南海電気鉄道・泉北高速鉄道 共同ニュースリリースに掲載されている.
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