JR東海は,2025(令和7)年3月15日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
東海道新幹線では,6時台に,東京発新大阪行の臨時“のぞみ”を1本増設する.これにより,品川始発“のぞみ99号”と新横浜始発“のぞみ497号”を加えると,6時台の首都圏発の“のぞみ”の運転本数は最大14本となる.「大阪・関西万博」の開催期間の週末など,首都圏から関西方面への利用が多い日に運転する.
最終列車の時間帯に,東京発新大阪行きの臨時“のぞみ”1本(東京21:30発)を増設する.これにより,首都圏から関西方面への新幹線利用客は,首都圏での滞在時間が増える.
山陽方面への利用が多い,下り東京発7・8時台(54分発)と上り東京着18・19時台(21分着)に山陽新幹線へ直通する臨時“のぞみ”を1時間あたり1本増やし,定期“のぞみ”を最大運転本数を7本から8本へ増やす.
東京19:00発の新大阪行き定期“のぞみ”を,山陽方面への利用が多い日に博多行き臨時“のぞみ”として運転する.これにより,東京発博多行きの最終“のぞみ”は9分繰り下がり,首都圏から山陽方面への新幹線利用客は,首都圏での滞在時間を増やす.
東海道・山陽新幹線で運行するすべての“のぞみ”の3号車を,自由席から指定席に変更する.これにより,1列車あたりの普通車指定席が85席増加する.東海道・山陽新幹線で使用している16両編成車両の奇数号車にある2ヵ所の車内共用トイレのうち,1ヵ所を女性専用とする(11号車を除く).2024(令和6)年12月以降順次供用を始め,本ダイヤ改正以降,すべての16両編成車両の車内共用トイレの約半数が女性専用となる.
在来線では,東海道本線の豊橋駅において,線路設備の改良工事が完了したことから,浜松方面と接続する名古屋方面—豊橋の快速列車を7番線で折返し運転とし,豊橋—浜松方面の普通列車についても同じホームの8番線で折返し運転とする.これにより,多くの時間帯で名古屋方面と浜松方面の相互の列車を,同じホームで乗換えが可能となる.
詳しくは,JR東海ニュースリリースに掲載されている.
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