同社では毎年，干支をデザインしたヘッドマークを1編成に取り付けて運転しており，2019（平成31）年のものからは沿線の学校にデザインを依頼している．今回は，松戸市立松戸高等学校普通科1学年の窪田 莉瑠さんと，国際人文科1学年の小野 由惟さんが「新年を祝い、干支の巳を美しく描く」をコンセプトにそれぞれ制作した．

▲小野さんの作品（津田沼方先頭車両に掲出されるヘッドマーク）

　2枚のヘッドマークはどちらも縦55cm×横75cmの角形で，2作品とも2025（令和7）年の干支である「巳」が大きく描かれている．松戸方先頭車に掲出される窪田さんの作品は，縁起物を画面いっぱいに散りばめ，竹の遠近感を意識したもので，夜明けの空を突き進む姿を描き，新たな挑戦を表現した作品となっている．
　京成津田沼方先頭車に掲出される小野さんの作品は，蛇の線に強弱をつけ，蛇を目立たせた迫力のあるもので，新年らしく全体的に明るい配色となっている．
　ヘッドマークは期間中，8800形1編成に掲出され，松戸—京成津田沼間で運転される予定．

画像はいずれも新京成電鉄ニュースリリースから