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三菱重工業,台湾高速鉄道の車両基地向け関連設備の新設・改修工事を受注

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三菱重工業,台湾高速鉄道の車両基地向け関連設備の新設・改修工事を受注

▲増設検修庫のイメージ

三菱重工業は,台灣高速鐡路股份有限公司(台湾高鉄)から,台湾高速鉄道の台湾南部にある左營(Zuoying)車両基地内の検修庫増設にともなう関連設備の新設・改修工事を受注したと発表した.三菱重工業は,軌道・電車線・電力・信号設備の設計,供給,据え付けを行なう.
 台湾高速鉄道は,台湾内の交通の根幹を担うインフラ設備として利用されており,2007(平成19)年の開業時に年間約1500万人であった乗客数は,2023(令和5)年には年間約7300万人と順調に増加し,累計乗車客数が8億人を突破した.
 台湾高鉄は,乗客数の増加に対応するため,現在12編成の増車とそれにともなう車両検修設備の拡張を進めている.本工事により,車両運行数の増加が可能となり,台湾における交通利便性の向上,経済のさらなる活性化につなげるとしている.
 台湾高速鉄道プロジェクトは,2000(平成12)年に三菱重工業を含む日本企業7社のコンソーシアムが受注し,2007(平成19)年1月に開業した.
 三菱重工業は開業以降も,現在の台北駅から,同駅に代わって新たな北の終着駅となる南港駅(台北市)まで延伸する「南港延伸プロジェクト」やシステム改修などに継続して携わることで,台湾高速鉄道の発展に寄与しており,今回の受注はその実績が高く評価されたものとしている.

画像:三菱重工業提供

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