JR西日本は,「EXPO 2025 大阪・関西万博」を盛り上げるとともに,万博アクセスルートをパビリオンのように楽しめる,「JR WEST Parade Train」を運転すると発表した.
これは,2022(令和4)年4月に「JR WEST LABO」における共創のテーマとして空間演出アイデアを公募し,応募総数14件から採択されたアイデアについて実証実験を行なうもの.
323系2編成の桜島方先頭車の鴨居部分(車内案内表示器部分を除く)に客室全長にわたりLEDパネルを設置し,映像コンテンツを表示する.対象の先頭車については,「JR WEST Parade Train」のデザインコンセプトである「オープンカーでパレードに参加するわくわく感」を表現した車体ラッピングを行なう.
LEDパネルには,パレードに包まれるオープンカーのような開放感を演出するため,外の景色をリアルタイムに投影し,AR(Augmented Reality/拡張現実)技術を用いて「EXPO 2025 Design System」のストーリーに沿った演出で万博への期待感を高める.
また,駅区間ごとに大阪をモチーフにしたキャラクターや,紙吹雪・花火・シャボン玉などのエフェクトを表示し,にぎやかに演出する.
改造後,「EXPO 2025 大阪・関西万博」開催までの期間はアイドリング映像,告知映像を表示し,「EXPO 2025 大阪・関西万博」期間用の演出は2025(令和7)年4月13日(日)から開始する.
「JR WEST Parade Train」は,新大阪—桜島間の直通臨時列車,大阪環状線,JRゆめ咲線(桜島線)で運転される.
写真はすべてJR西日本提供