JR東日本は,高崎・盛岡エリアに新形車両「HB-E220系」を導入すると発表した.
HB-E220系には,ディーゼルエンジン発電機と蓄電池の2種類の動力源を,単独または組み合わせて動力を発生させるディーゼルハイブリッドシステムを搭載する.
環境対策として,排気中の窒素酸化物(NOx),黒煙などの粒子状物質(PM)を低減するエンジンを搭載する.これまでの液体式気動車特有の部品の削減や電車同様の機器を採用し,メンテナンス性を向上する.
通勤・通学時にスムーズに乗降できるよう,乗降扉は片側3ヵ所とし,車いすやベビーカー利用者のためのフリースペースを設ける.また,電動車いす対応の洋式トイレを設置するほか,各車両の客室に防犯カメラと非常通話装置を設置する.
HB-E220系は,高崎エリア(八高線 高麗川—高崎間)に2両編成×8本,盛岡エリア(東北本線 花巻—盛岡間・釜石線 花巻—釜石間)に2両編成×6本と1両編成×4本をそれぞれ導入する.営業開始時期は2025年度下期の予定.
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