鉄道ファン2024年11月号(通巻763号)
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定価1250円(税込)
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京成押上線 立石駅の駅舎外装デザインを決定

京成押上線 立石駅の駅舎外装デザインを決定

▲外装イメージ(北東から望む)
※外装イメージは現時点のイメージであり,実際とは異なる場合がある.

京成電鉄は,新しく整備される押上線 立石駅の駅舎外装デザインを決定したと発表した.

 デザイン検討にあたっては,2019(令和元)年度に葛飾区が沿線区民や駅利用者などを対象にアンケート調査を実施し,「立石らしい下町の雰囲気にあったもの」や「地元企業とコラボしたデザイン」などの意見を募集した.
 アンケート調査での意見など,区民の意見を葛飾区が京成電鉄に伝え,駅舎デザインへの反映を検討できるよう,葛飾区,京成電鉄,地元企業の3者で,2022(令和4)年度から意見交換を実施してきた.
 その後,京成電鉄がアンケート調査や意見交換などを参考に検討を進め,これまでの意見も踏まえながら,駅舎の外装デザインを決定した.

京成押上線 立石駅の駅舎外装デザインを決定

▲コンセプト

 コンセプトは,「これまでの立石の伝統・産業をこれからの立石に繋げる,新しい立石の拠点となる駅」で,立石の地名が「立石様」と称する奇石に由来していることや,京成立石駅の周辺が南北の商店街を中心に活気があふれる商業の街であること,かつては川を活かした産業が盛んで,多岐な分野にわたり,工業・商業地帯として発展してきたことから,これまでの「立石」を連想させる「石」,「工業」,「商業」,「川」といったキーワードを盛り込んでいる.
 また,押上線 四ツ木—⻘砥間の連続立体交差事業にあわせて,立石駅の南北それぞれで再開発事業が進められており,立石駅周辺が住居や商業などでにぎわい,一体的な新しい街として発展していくことから,これからの「立石」を連想させる「にぎわい」,「新しい街」,「発展」といったキーワードを盛り込んでいる.
 駅利用者などに親しまれるような駅舎内装の意匠や装飾については,引き続き,京成電鉄で検討を進める.
 駅舎の詳細設計については今後,2024(令和6)年秋に着手し,2025(令和7)年度に完了する予定.また,駅舎完成後のイベント実施など,駅舎を中心に多くの人が立石を訪れ,地域の活性化に繋がるような方策については,引き続き,京成電鉄・タカラトミー・葛飾区の3者で,連携した取組の検討を進めていく.

画像は京成電鉄ニュースリリースから

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