山陽電気鉄道では,次期ダイヤ改正において,本線の別府駅を特急停車駅とすると発表した.
別府駅がある加古川市では,同駅周辺を副都心と位置付け,既存の商業,居住などの都市機能と,港湾,レクリエーション機能などの多様な機能と連携した,副都心の形成を目指している.また山陽電鉄では,混雑緩和などを目的として,同駅に6両編成の列車が停車できるよう延伸するなど,ホームの改良工事を進めている.
別府駅は,加古川市の南の玄関口として多くの住民が利用しているほか,多数の企業や大形商業施設が立地するなど,山陽電鉄で6番目に乗降客数が多い駅となっている.
順調に工事が進んだ場合,2025(令和7)年早々にはホーム改良工事が完了することから,次期ダイヤ改正(2025年以降で期日未定)から直通特急と特急が同駅に終日停車する.これにより,停車する列車本数が増加することに加え,明石・神戸方面や姫路方面との移動時間が短縮し,別府駅利用者の利便性が向上するとしている.
また,加古川市では,2024(令和6)年度から同駅前広場のリニューアルに向けた検討を始めている.さらに,JR東加古川駅から別府駅の両副都心間のアクセス強化を目的として,10月1日(火)からは神姫バスが運行するバス路線の新設が予定されている.
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