JR九州は,小倉総合車両センターの施設・設備の老朽化に対応するとともに,持続可能な車両検査の実現を目指した環境配慮形の新たな車両基地を建設すると発表した.
現行の小倉総合車両センター(福岡県北九州市小倉北区金田/約15.8万㎡)は,JR九州のすべての在来線車両の解体検査,更新と改造工事などを行なう唯一の車両基地であり,1891(明治24)年の開設から約130年が経過している.
移転候補地は,JR貨物が保有する東小倉駅(貨物駅)(福岡県北九州市小倉北区高浜/約7.8万㎡)の用地で,2024(令和6)年度末の用地取得を目指して,JR貨物と協議を行なっている.
新車両基地は,「コンパクト化」,「効率的な車両検査」,「地球環境への貢献」をコンセプトとし,投資額は約480億円を想定している.竣工時期は2031(令和13)年度末ごろの予定.
現行の小倉総合車両センター跡地の用途については,検討中としている.
画像はすべてJR九州ニュースリリースから