JR東海は,923形0番代「ドクターイエロー」(T4編成)について,老朽化のため,2025(令和7)年1月をもって検測走行を終了すると発表した.
ドクターイエローは,約10日に一度,実際の営業路線を走行しながら,電気設備や軌道設備などの状態をチェックしている.
0番代(T4編成)は,2001(平成13)年9月から運用を開始し,2005(平成17)年に登場したJR西日本所属の3000番代(T5編成)と交互に走行して,東海道・山陽新幹線(東京—博多間)の検測を行ない,その確かな検測データにより,新幹線の安全・安定輸送は確保されている.
現在「ドクターイエロー」で行なっている検査は,JR西日本所有の3000番代(T5編成)を用いて当面継続する.2027(令和9)年からは,「N700S」に導入される営業車検測機能で代替される予定.
0番代(T4編成)の引退にあわせて,JR東海では今後,車両基地での撮影会,体験乗車イベント,車体のお掃除イベントの開催やドクターイエローに関連した記念グッズを販売する.イベント・企画商品の詳細は決まり次第,プレスリリースやJR東海公式WEBサイトで発表される.
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