写真：百々貴俊撮影　　 柳橋—宇奈月間にて　　2019-6-1

黒部峡谷鉄道は，「令和6年能登半島地震」で被害を受けた「鐘釣橋」の復旧計画を見直すと発表した．
　当初の計画では，2024（令和6）年10月1日（火）ごろの全線開通を目指していたが，雪解け以降，詳細な現地調査を実施したところ，東鐘釣山斜面などの損傷が想定以上に大きいことが判明した．このため，落石防止対策などの復旧工事は，当初の見込み以上に時間を要することになり，2024（令和6）年シーズンは全線開通ができない状況となった．
　2024（令和6）年シーズンは引続き，宇奈月—猫又間で営業運転とし，2025（令和7）年シーズン以降の状況については，復旧工事の進ちょく状況を踏まえ，改めて発表される．
　また，「黒部宇奈月キャニオンルート」についても，2024（令和6）年中の一般開放を取りやめる．2025（令和7）年以降の一般開放・旅行商品化の開始日と旅行商品の販売開始日については，黒部峡谷鉄道の全線開通の時期が示された段階で改めて決定・発表される．

写真はイメージです．